Takahashi Naoki

遺言書作成・遺言執行

法務局の自筆証書遺言書保管制度とはどのような制度ですか?

法務局の自筆証書遺言書保管制度を利用することにより家庭裁判所での検認手続が不要になります。また、遺言者が死亡すると法務局から関係者に対して遺言書が保管されていることが通知されるため、遺言書の存在に気付くことができるというメリットがあります。
遺言書作成・遺言執行

自筆証書遺言の作成で気を付けることはありますか?

自筆証書遺言を作成する場合、民法で作成方式が規定されていますので、その作成方式に反して作成すると遺言が無効になりますので注意が必要です。基本的には全文を自書する必要がありますが、相続財産目録についてはパソコンを使って作成することが可能です。
家族信託(民事信託)

委託者が死亡した場合は家族信託に何か影響がありますか?

委託者が死亡した場合は、遺言信託の場合を除き、原則として委託者の地位は相続人に承継されます。委託者の相続人として複数の者が信託の当事者に関わることで権利関係が複雑になるため、信託行為で委託者の地位は相続されない旨を定めることがあります。
家族信託(民事信託)

家族信託の受託者が信託の目的を逸脱した行為(権限外の行為)を行った場合はどうなりますか?

受託者は信託の目的に従って業務を行う義務がありますが、その義務に違反して権限外行為を行った場合でも、原則としてその効果は信託財産に及びます。そのうえで一定の条件に該当する場合に限り、受益者は受託者が行った権限外行為を取り消すことができます。
家族信託(民事信託)

自社の株式を信託すると社長は会社の経営から退くことになってしまいますか?

自社株式の大半を後継者に信託した後でも、黄金株(会社が行った重要決定事項を1株で否決できる株式で「拒否権付種類株式」といわれます)を発行してオーナー社長がそれを保有することで、会社経営の最終的な判断はオーナー社長が行うことができます。
家族信託(民事信託)

賃貸不動産を信託財産とする場合に注意することはありますか?

信託財産が賃貸不動産だった場合の税務面での問題は損益通算の禁止です。賃貸不動産を信託した場合、その賃貸不動産から損失が生じても、その損失はなかったものと考えます。従って、信託不動産の損失を他の所得と相殺できないため税務面で不利になります。
家族信託(民事信託)

家族信託のデメリットにはどのようなものがありますか?

家族信託は他の制度では設定が出来ない柔軟な設定が可能です。しかし、家族信託には多くのメリットがある一方で、決して万能な制度ではなく、そのデメリットもきちんと理解することで、どの制度の利用が自分にとって効果的かを判断することができます。
家族信託(民事信託)

家族信託のメリットにはどのようなものがありますか?

成年後見制度や遺言では実現できないことも、家族信託では信託行為(信託契約)で柔軟に設定することが可能です。家族信託のメリットを知ることで他の制度のとの違いを理解することができ、どの制度の利用が自分にとって効果的かを判断する材料になります。
不動産登記・不動産の調査測量

所有者不明土地の問題とその解消に向けた法整備

所有者不明土地により公共事業や民間の土地の利活用が阻害され、近隣住民に対しても悪影響を及ぼすおそれのある土地が多数存在しています。その解消に向けた法整備(不動産登記制度の見直し、相続土地国庫帰属制度の創設、民法のルールの見直し)が近年行われました。
不動産登記・不動産の調査測量

民法改正(所有者不明土地の解消-No.3)

所有者不明土地の問題を解消する目的で近年民法に関するルールが変更され、所有者不明土地建物の管理制度の創設、管理不全土地建物の管理制度の創設、共有物の管理変更制度の見直し、遺産分割に関する新たなルールの導入、相隣関係の見直しが行われました。